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ワンダーアイズプロジェクト WONDER EYES PREOJCT

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プロジェクト PROJECT  ~ outline あらまし

ワンダーアイズプロジェクトは、世界の子どもたちが写真を写す非営利のプロジェクトです。子どもたちが写真を楽しみながら、発見をしたり感動したりする。カメラを手に、<コミュニケーション>、<アート>、<ドキュメント>する体験をしながら、心の喜びを感じる。そのような感性を磨く機会を作ります。


わたしたちの地球には、200近い国があり、その人口は約73億人。さまざまな環境に暮らす、子どもたちの数はその約3分の1といわれています。未来を担う子どもたちが、自らの目で世界を見つめ、自由に表現をしたりコミュニケーションをしたり交流して、異なる価値や社会の理解を深めることを目的に活動します。


『沈黙の春』の著者レイチェル・カーソンが最後のメッセージとして世に送り出した『センス・オブ・ワンダー』では、"自然の美しさや神秘に目を見はる感性<センス・オブ・ワンダー>"が語られています。自然とふれあいながら、写真を写すことを通して、子どもたちにこのような感性を育んでもらえるのではないでしょうか。アマゾンやスマトラの森、日本の動物園での撮影会などでは、子どもたちが写真を写しながら、息づく命に心気づき、目を輝かせていました。


また、リオのスラムでは、自分たちが暮らすコミュニティで、地域の人たちの数多くの笑顔にシンクロしてシャッターを押していました。リオの写真展で自分たちの作品が紹介されると、自分たちの街も「ちゃんとしたコミュニティ」と誇らしげな表情がみられました。


2000年からこれまで国内外13地域で展示や交流を行なっています。紛争直後の東ティモール、独立10年の時のウズベキスタン、オーストラリアの先住民アボリジニのコミュニティ、台湾、アマゾンからリオのスラムまでブラジル、アフリカのモザンビーク、ケニアの難民キャンプ、アイスランド、極東ロシア、キューバ、インドネシア、ペルー、日本(銀座・徳之島・横浜)などで写真ワークショップや写真展を開催しています。



◉プロジェクトのはじまり:

独立を巡る争乱で多くの家が破壊され虐殺があった東ティモール。紛争直後の2000年5月、初めて東ティモールを訪れた。耳にしたのは、おそろしい暴力事件や体験談だったけれど、人々の顔は意外に明るく感じられた。瓦礫の中で暮らし始める人たちの姿があり、田舎にはのどかな風土と礼節のある暮らしがあった。何よりも印象的だったのが、きらきらとした目を輝かせた子どもたちの笑顔だった。

新しい国づくりのようすを撮影取材しに再び訪れる時、写真関係者などの応援とともに、子供たちと写真ワークショップを試みてみることにした。レンズ付きフィルイム100個を持参して100人の子供を対象。彼らが撮った写真を日本と現地で展示しようというものだった。子供たちの元気な笑顔は、東ティモールの未来を象徴しているように思えたし、そういう子供たちの目が集まった写真はきっと面白いことだろう、とわくわくした。新しい国が作られていく時を新しい目がとらえる。子供にとっても、楽しみながら、社会を見つめ情操をはぐくむよい機会になるはずだ、という期待があった。

現地の知人に打診すると高い関心を示してくれたので、行なってみることになった。やり方もなりゆきに任せる形で、期待と不安が背中合わせだった。けれど、子どもたちの、みずみずしい感性に溢れる写真を見た時は心が躍った。紛争のつめ跡を残す写真もあったが、予想以上に心の躍動が素直に感じられる写真が多かった。生きていることの喜びを感じさせてくれるような作品は写真の原点に思えた。ここでの活動は試行錯誤の連続だったが、多くの人の協力が得られて好評だった。

この経験を活かしてほかの国や地域でもこの試みを続け、新しい世界を見つめていくことにした。写真という文化とともに子どもたちの夢をふくらませて、未来の架け橋になることを願って(ワンダーアイズプロジェクト代表・写真家 永武ひかる)

運営:


写真家の永武ひかるを中心にいろいろな専門分野の方々の応援やサポートとともに草の根活動しています。


代表・永武ひかる(写真家)アマゾンやブラジルなど世界で撮影取材、国際協力や交流にも携わってきた。日本写真家協会、日本写真協会会員


山口和美(キュレーター)展覧会・講演会等の企画に携わる

大工原潤(建築家・編集者)現在は住んでいる自治体と市民が協働でまちづくりに関わることに注力

横尾嘉信(クリエイティブ・ディレクター)

三沢信(編集者)


協力賛同者+アドバイザー(五十音順)

飯沢耕太郎(写真評論家)

馬上精彦(NGO代表 日本ストロベイルハウス協会代表)

柴崎雅一(会社役員)

清水均(「現代用語の基礎知識」元編集長・ハモニカブックス発行人)

妹尾三郎(クリエイティブ・ディレクター)

長倉洋海(写真家)

ねこ詩織(絵本コーディネーター)

星野弥生(翻訳家・ベンポスタ子ども共和国駐日大使)

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