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長い紛争が続いた後、21世紀になって最初にできた国、東ティモール。2000年、町は瓦礫だらけ、耳にしたのは人間の残虐な行為の数々でしたが、子どもたちの目はきらきらと輝いていた。これこそが未来の宝物と思えた。そこで、レンズ付きフィルイム100個を持参して、100人の子どもたちが写真を写すワークショップを試みた(これがワンダーアイズプロジェクトの第1回目となった)。主都のディリ、東端の村トゥトゥアラ、南西部国境の町スアイの3カ所で、7歳から15歳までの子どもたち101人が参加。みんなカメラを手にするのは初めて。つつましい暮らしながら、いきいきと生きる姿が写しだされた(永武ひかる)

日本から、インスタントカメラ(レンズ付きフィルム)100個もっていき、100人の子どもを対象とした。それぞれの地域長や教育関係者に参加者を選んでもらって、地元の写真家や先生にも協力をしてもらった。どうしても参加したいと泣かれてしまったので、101人の参加となった。子どもたちは写した写真プリントを全部受け取り喜んだ。2000年に日本と東ティモールで写真展を開くと、みずみずしい作品群はメディアでも広く紹介され好評だった。

日本での写真展
写真展「ワンダー・アイズ、東ティモールの子供たちのまなざし」
会期:2000年10月11日-10月17日;10月25日-10月31日
会場:フォトスペース光陽1 新宿区市谷左内町4
主催:Wonder Eyes 2000
後援:国際協力事業団、国際開発ジャーナル社
特別協賛:コニカ株式会社
協賛:キヤノン販売株式会社
協力:紙谷印刷株式会社、Wonder Art Production、G.I.P.Tokyo
展示内容:子供たちが撮影したカラー写真202点永武ひかる写真25点
関連イベント :スライドトーク「未知の国、東ティモールと、子どもたちとの出会い」(永武ひかる@フジタヴァンテ・シアター)
印刷物 ・B5版チラシ・B5版カタログ

東ティモールでの写真展

東ティモールでも写真展を巡回した。ワークショップを行なった3カ所(首都ディリ、東の町トゥトゥアラ、西の町スアイ)で、JICA、国連、NGOや東ティモールの写真家をはじめとして多方面にわたる有志の協力が得られて実現した。手作りの展示とあわせてイベントを開催して、地元の子どもたちから大人まで喜ばれた(この経験から、ほかの世界の地域でも試みを続けてみることになった)。子どもたちの目がとらえた写真は、紛争後の新しい時代の貴重な記録でもあるため、展示作品全点を東ティモールの国立文化センターに寄贈、参加した子供たちには各々が撮影した全写真をプレゼントした。子供たちや地元の人々に喜ばれ、教育・文化関係者からも多くの関心を集め、NHKのニュース「おはよう日本」やBS1「アジア情報交差点」のテレビ番組でも紹介された。


東ティモール巡回展の概要
ワンダーアイズ写真展「ワンダー・アイズ、東ティモールの子供たちのまなざし」
会期:2000年11月29日〜12月20日
会場:ディリ(東ティモール国立文化センター)、トゥトゥアラ(小学校)、スアイ(平和と和解センター)
協力(上記日本での写真展協力のほか、現地協力として):
   UNTAET(東ティモール暫定国連政府)、 JICA-Dili, CARE Int'l-East Timor、Instituto Camoes

そのほか写真展

東ティモールの子どもたちが写した写真は、以後、国内外で紹介しています。

展示例:2003年/コニカミノルタプラザ(新宿/東京)、銀座秋まつり、2004年/ブラジル(サンパウロ、リオ、ブラジリア)、2005年/UNハウス(青山/東京)、伊仙町公民館(徳之島/鹿児島)、2006年/サンハート(横浜市文化センター)、JICA横浜、2007年/市川ニッケコルトン絵本展イベント、2008年/あざみ野横浜市民ギャラリー、2010年コニカミノルタプラザ、2011年ギャラリーウオーク・共同通信社など。 

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